
夏休みに入ってはりきって毎日頼久の家へと通っているあかねは、この日もいつもと同じように朝から頼久の家にやってきて、昼食を一緒に済ませた。
午後は一緒に映画のDVDを観ようと張り切って何本か用意して、頼久と二人どの映画を見るか選んでいると急にあかねの携帯が可愛らしい音楽を鳴らした。
「あ、蘭からだ。」
携帯を手にしたあかねはそのまますっと隣に座る恋人の顔を見上げる。
すると頼久は優しく微笑んで一つうなずいて見せた。
「どうぞ、私は奥で仕事を片付けてまいります。」
「あ、はい、すみません。」
「いえ、お気になさらず、ごゆっくり。」
あかねと蘭が話を始めると異様に長くなることを知っている頼久は、すっと立ち上がると奥の書斎へ入った。
あかねが気兼ねなく蘭と長電話できるようにとの配慮だ。
年頃の女性であるあかねは同じ年頃の友人とおしゃべりするのが一番楽しいはずなのに、こうして毎日頼久のもとを訪れているおかげでおしゃべり一つ満足にできないはずだ。
たまに友人から電話がかかってきた時くらいゆっくり話をさせて差し上げたいという頼久の心遣いだった。
頼久にしてみれば、年が大きく離れているあかねに無理をさせているのではないだろうか?という心配もあって、蘭から電話がかかってきた時は必ずこうして席をはずすことにしていた。
蘭は頼久が真の友と信用する天真の妹で信用できる人物でもある。
そんな人物との楽しい会話くらい自分のことを気にせず楽しんで頂こう、そう思いながら頼久はパソコンの電源を入れ、仕事に必要な資料をひらくと、仕事に集中することにした。
次々にめくられる資料のページ。
すぐ隣の部屋にあかねがいてくれると思えば逆に集中力は増すようで、頼久はいつもよりも速いペースで仕事を片付けていった。
だから、急ぐ仕事を全て終えてもまだ時間は30分ほどしかたっていなくて、他にすることもなくなったのでしゃべり続けて喉が渇いただろう神子殿に飲み物をご用意しようなどと考えてしまったのは当然の成り行きだった。
それでもおそらくはおしゃべりに夢中になっているだろうあかねの邪魔をせずに飲み物を用意するにはどうしたらいいかとしばらく考えたがうまい方法が見つからず、頼久は溜め息をつきながら書斎のドアに手をかけた。
これはもう邪魔になってもとりあえずキッチンへ向かうしかないと覚悟を決めたその時、ドアの向こうからあかねの大きな声が聞こえてきた。
『えーーーーー、そ、それはちょっと恥ずかしいよっ!』
何が恥ずかしいのだろうか?
と、頼久は思わず聞き耳を立ててしまった。
それがいけないことだというのはよくわかっている。
だが、あかねが何か困っているのなら助けたいと思うし、自分で力になれることはないだろうかと考えてしまうのはもう頼久の習性のようなもので、そこから少し声を小さくしたあかねの次の言葉を頼久はしっかり聞き取ってしまった。
『だ、大好きですって言うしかないよね、やっぱり。好きな人に告白するんだもん。』
思わず頼久はドアから身を引いて崩れるように先程まで座っていた椅子に腰を下ろした。
今、自分が耳にした言葉が信じられず、左手で口を押さえるとそのまま顔色を青白くしてうつむいた。
自分は夢でも見ているのだろうか?と考える一方で、先程聞いた愛しい人の言葉は耳に突き刺さって離れない。
神子殿が誰かに恋する想いを伝えようとしている?
そう考えて頼久は息が詰まった。
あまりにあかねのことばかり考えてしまって、あかねに愛想をつかされはしないだろうか?ということくらいは考えたこともあった。
京にいた頃はあまりの身分の差に、相思相愛になれるなどと思ってさえもいなかった。
だが、この世界へやってきてからはあかねを失うことなど考えたこともなかった。
この世界には身分というものが元々存在しない。
自分が愛する人を求めることも、愛する人がそれに応えてくれることもこの世界では自然なことなのだといつの間にかそう思っていたから。
何故、失うかもしれないということを思いもしなかったのだろう。
そう、自分はもともと神子殿にふさわしい者ではなかったはずなのに、何故それを失念していたのか?
どこの世界でどのように在ろうとも、己が彼の人を失う可能性は十分にあったのだ。
頼久は次々に溢れ出る己の思考に流されて、浅く苦しげな呼吸を整えることさえできない。
何よりも大切に、そして愛しく想う神子殿を失う。
その事実を胸の奥で確認して頼久は生唾を飲み込んだ。
もし、本当にあかねが自分から離れていこうとしているのなら、自分はいったいどうすればいいのか?
頼久は頭を抱えるとそのまま暗い思考に落ちていった。
「今日はすみませんでした。」
「いえ、お気になさらずに。」
結局、蘭と長電話してしまったあかねはそのあと、頼久と二人で映画を観る時間はなくなってしまって、明日は一日中頼久の相手をすると気合を入れた末、早めに帰宅することになった。
長電話を終えたあかねはどうやら蘭との話の内容が電話を切った後でも気になってしかたがないようで、また電話をすることになると頼久をそっちのけにすることになるからと早めに帰ることにしたのだ。
いつもなら1分でも長く頼久といたがるあかねがこの日に限って早く帰ると言い出した。
その事実さえも頼久の胸を貫いていたのだが、そんな胸の内を頼久は全く顔には出さない。
顔に出してしまえばあかねに気遣われることは必至で、気遣われてしまったら自分があかねに何をするか予想もできなかったから。
「明日はちゃんと一緒に映画観ましょうね。」
「はい……必ず。」
最後の一言「必ず」と言った頼久の声が掠れていたことにあかねは気付かなかった。
いつものあかねなら気付いただろうが、今のあかねはいつもとは違って何かに気を取られている様子なのだ。
そんなあかねを見ていられなくて、急ぎの仕事があると珍しく言い訳して頼久はあかねを自宅の玄関で見送った。
陽が落ちて辺りが暗くなるまでにはまだ十分時間があったし、あかねもまだ時間が早いからといって一人で帰ることに何の不満もなかった。
だから、笑顔を見せて去っていくあかねを頼久はその背が見えなくなるまで見送って、そして何かを思い切ったように玄関の扉を閉めたのだった。
「おーーっす。」
夜もいいかげん更けた頃になって頼久は玄関で友を迎えていた。
チャイムが鳴ったから玄関に出てみれば真の友が酒瓶片手に立っていたのだ。
夏休みに入ってから何度か酒瓶を持って訪れる友をいつもなら苦笑しながらも快く迎え入れていた頼久だが、今夜ばかりは今にもうめき声を上げそうな顔で迎えた。
「なんだ、今にも腹切りそうな顔してるぞ?」
「……。」
からかう友には無言のまま、頼久は中へ入ってしまう。
いつもとはかなり様子の違う相棒に天真は小首をかしげながら中へ入った。
すると…
「おい、お前、何やってんだよ。」
中に入った天真が見たのはまとめられた大量の荷物だった。
書斎の本は全てダンボールに詰め込まれ、リビングには食器を詰めたと思われる箱が積まれている。
それはまるで引越しをするかのような光景で、天真は呆然と立ち尽くした。
「何やってんだって聞いてんだよっ!」
「出て行く。」
「あん?」
一言放ったきり頼久は何も言わずに黙々と荷造りを続けている。
だが、その頼久の顔が蒼白になっていることに天真は気付いた。
だから、天真はとにかく話を聞くべく、その頼久の腕をつかんで作業を止めさせると、無理やり自分の方を向かせた。
「お前、何言ってんだよ?」
「出て行かねばならんのだ。」
「ちょっと待て、落ち着け、落ち着いて最初から話せ。何がなんだかさっぱりわからん。」
「私はもうここにいるわけにはいかぬのだ。」
「何言ってんだよ。」
「もう、神子殿に二度とお会いするわけにはゆかぬ。」
「はぁ?」
「お優しい神子殿のこと故、私が出て行くと言えばおそらくお止め下さるだろう。私のためにとお心を砕いて下さるに違いない。だから、私は朝が来る前に消える。」
「ちょっと待てって、それじゃお前、あかねに黙って引っ越す気でいるのかよ?」
「そうだ。」
掠れた声で応えた頼久は天真の腕を振り解くと荷造りを再開する。
その手は素早く手際よく動いているが、かすかに震えていることを天真は見逃さない。
蒼白な顔、震える手、いつもの冷静な頼久からは考えられない姿だ。
天真は深い溜め息をついて頼久が荷物を放り込んでいるダンボールの蓋を閉めると、その上に座ってしまった。
「何をする?」
「何がどうなってんのか知らねーが、あかねが泣くようなことを黙って見過ごせねー。」
「泣いたりはなさるまい。」
「お前、さっきから何言ってんだよ。」
「私が姿を消しても、神子殿は悲しんだりはなさらない。心配はして下さるかもしれぬが…。」
天真は「はぁ」と深い溜め息をついて酒瓶の蓋を開けるとその辺のダンボールをあさってグラスを見つけてそれに注いだ。
一つを頼久に渡し、自分の分もグラスに注ぐとそれを一口飲んでまた溜め息をついた。
「俺が決定的バカじゃなければお前の説明が全くたりてねー。何がどうしてそういうことになるのか説明してくれ。」
「神子殿には想い人がおいでなのだ。」
「そりゃそうだろうな、想い人自身が何言ってんだ?」
「私のことではない。」
「はぁぁぁぁ?」
「…神子殿は、私ではない他の者を想っておいでだ。」
苦しそうに、搾り出すように、それでもなんとかその事実を言葉にしてうつむく頼久。
一方、天真はあんぐりと口を開けたままフリーズしてしまっていた。
そのまま互いに固まり続けること数秒、先に立ち直ったのは天真の方だった。
「頼久…何がどうしてそういう結論にたどりついたんだよ?」
「私は………私は聞いてしまったのだ…神子殿が想い人に告白しようと考えておいでだという話を……だから、私は消えねばならぬ。神子殿が私のことを二度と気になさらないよう。なんの憂いもなく想い人に想いを伝えることができるよう、姿を消さねばならんのだ。」
そう言って頼久はグラスの中身を一気に飲み干した。
頼久の顔は青白く、その手はやはりかすかに震えている。
声は掠れ、眉間には深いシワが刻まれて、なんだか体さえ一回り小さくなったようにさえ思える。
そんな頼久を見れば天真もさすがにあかねが心変わりしたのかとかすかに疑う気が起きないわけでもなかったが、それにしても毎日毎日頼久の話しかしないあかねにそんなことは有り得ないだろうとやはり最後には思い直してふっと溜め息をついた。
「で、姿を消してお前はどうするんだよ、その先。」
「……わからぬ。」
天真に聞かれて初めて今後のことを考えた頼久は言葉につまり、更に落ち込んだ。
今まであかねと離れることなど考えたこともなかったのだ。
これからはずっとあかねの側であかねを想い、見守り、支えていくのだと、そう信じて疑わなかった。
あかねもそれを受け入れてくれるものだと勝手に思い込んでいた。
あかねが他の男を選び、自分が消えねばならぬ日がくるなど考えたこともなかったのだ。
この世界で一人、あかねを失い、自分がその先どうなるかなど想像もつかない。
いや、あかねを失って生きていけるのか、それさえ自信がなかった。
あかねのいない世界。
それに耐えられないからこそ、あかねに懇願してこうして異世界へまでやってきたのだ。
頼久にとってみれば、あかねは世界の全てだといえる。
その全てを失って、自分は生きてなどいられない。
頼久はいつの間にかそう思いつめていた。
「お前なぁ…今にも死にそうな顔してるぞ。」
「……そうかもしれん…。」
「ん?」
「…生きてはいられぬのかもしれん…。」
天真は大きな溜め息をついて酒を一口飲み込んだ。
「頼むから死ぬ前にあかねとちゃんと話をしてくれ。俺にはあかねがお前以外の男を想ってるなんて話はとてもじゃないが信じられん。」
「……しかし、私は聞いたのだ、この耳で……。」
「俺も聞いてるんだよ、この耳で。」
「何をだ?」
「毎日毎日お前の話をして惚気るあかねの声をだ。」
「……。」
「こっちの身にもなれってんだ…。」
なんだかむなしくなった天真は酒を一気に飲み干すと、頼久と自分、二つのグラスに酒を注ぎ足した。
「お前があかねバカだと思っちゃいたが、ここまでとはなぁ…。」
「……。」
黙りこむ頼久に天真はただただ溜め息しか出てこない。
「すまぬ…。」
「あ?」
「お前にも話すべきではなかった…。」
天真は再び大きく溜め息をつくとグラスの中身を一気に飲み干した。
「お前、俺をアル中にする気かよ…論点がズレてんだよ。」
「……。」
「俺に話すべきじゃなかったじゃなくてな、あかねとちゃんと話をすべきだったって後悔のしかたをしてくれ。」
「……。」
「あぁぁぁぁあぁぁあぁあぁ。」
意味不明なうめき声をあげると天真は自分の頭をかきむしった。
行動派の天真としてはこのいたたまれない状況が耐え難いのだ。
「今すぐ電話だ、今すぐあかねに電話して話せ!」
そう言って天真がポケットから携帯を取り出すと頼久は素早くそれを取り上げてしまう。
「おい。」
「何時だと思っている?」
言われて天真が時計を見ればもう午前0時を回っている。
さすがに電話をかけていい時間だとは思えないが、それでもこのまま放置しておけば頼久が出て行くことは間違いなくて、天真はギロリと頼久をにらみつけた。
そして頼久は、ふっと溜め息をついてから携帯を天真に返した。
「わかった。今すぐに出て行くのは止める。神子殿と一度ちゃんと話をする。だから電話は止めてくれ。こんな時間に神子殿の睡眠を妨げてまで電話をかけるほどの話ではない。」
「電話をかけるほどの話ではないってお前……。」
完全に生きるか死ぬかって話にまでなってたと思うぞ。
と、心の中でつぶやいて天真は溜め息をついた。
そして空になった頼久のグラスと自分のグラスに酒を注ぎ足す。
「とにかく飲め、飲んでつぶれておけ。」
酔いつぶれてしまえば脱走もできまいと天真は頼久にひたすら酒を勧めた。」
そして頼久は、何も言わずに天真に注がれるまま酒を飲み続けるしかなかった。
目の前にあるのは涙で目を潤ませて、それでも果てしなく怒っているあかねの顔。
床には二日酔いでうめき声をあげながら転がっている相棒、天真。
そして頼久は、結局二日酔いにさえなることなく、真の友との約束を守って朝一番にあかねに電話をかけた結果、慌ててかけつけたあかねの前でうなだれているといったしだいだ。
家の中へ入ってまずダンボールだらけの状況に驚いて目を丸くしたあかねは、床に転がっている天真の介抱をし、それからやっと頼久の話を聞いた。
このダンボールの山のわけ、天真が床に転がっている理由。
全てを聞いたあかねはその綺麗な瞳に涙を浮かべて怒ったのだった。
「どうして勝手にいなくなちゃおうなんて考えたんですかっ!」
「申し訳ありません…。」
「どうして私に確かめようって思わなかったんですかっ!」
「申し訳ありません…。」
「どうして私が頼久さん以外の人を好きになったなんて思ったんですかっ!」
「…申し訳、ありません…。」
「どうして…どうして……。」
ここでとうとうあかねは声を殺して泣き出してしまい、床からやっとの思いで自分の額に乗せられていた冷たいタオルを持ち上げた天真からあかねはそのタオルを受け取って涙をぬぐう。
「俺、頭痛いから上の客間で寝てくるわ。頼久、これ以上あかね泣かしたら容赦しねーからな。」
「承知。」
いつもの機敏な様子からは考えられないようなゆっくりした動作で起き上がり、天真はふらふらとリビングを出て行った。
その天真が二階に上がる足音がやむと、やっとあかねはタオルを目から離して目の前に座っている頼久を見下ろした。
「天真君が来てくれてなかったら、頼久さんいなくなっちゃってたんじゃないですか…。」
「……。」
「そんなことになったら私…私……。」
そこまで言って再び泣き出してしまうあかねに、今度は頼久が立ち上がると近くのダンボールを開けて中からハンカチを取り出し、それをあかねに渡した。
「本当に、申し訳ありませんでした…。」
「だいたい蘭との電話を聞いたからってどうしてそんなことに…………あっ!」
今まで泣いていたとは思えないほどはっきりと声をあげたあかねは目の前でまだうなだれている恋人をマジマジと見つめた。
「ひょっとして…告白の練習、聞いたんですか?」
「はい?」
「やだ、恥ずかしいっ……。」
今まで泣いていたあかねは今度は顔を真っ赤にしてうつむいた。
告白の練習とはどういったことか?
と頼久は小首をかしげる。
やはり誰かに想いを打ち明けるために練習をしていたということでは?
一瞬そう考えて頼久は激しく首を横に振った。
たった今、そんなことを考えたことで愛しい人を怒らせたばかりではないか。
「えっとですね…実は昨日の電話、蘭からの相談の電話で…。」
「相談、ですか。」
「はい。蘭に好きな人ができたみたいで、なんて言って告白したらいいかわからないって言うから……。」
「はぁ。」
「蘭ったら私の方が先輩だから教えてくれなんて言って……。」
「先輩、ですか?」
あかねは顔を真っ赤にしてこくこくとうなずく。
「そ、その、一応、頼久さんとその…恋人同士だし…恋愛の先輩だって言われて…それで、その…相談にのってあげてて、なんていって告白したらいいかのアドバイスを……。」
「あぁ、そういうことでしたか。」
「そういうことです。」
これ以上はもう恥ずかしくてたまらないという様子のあかねを見て、頼久は久々に微笑を浮かべた。
目の前の恋人の想いが嬉しくて、それを得られる自分の幸せがどれほど奇跡的なものなのかに気付いて。
頼久が何やら幸せそうに微笑んでいるのをあかねは上目遣いに見つめて顔をしかめた。
「頼久さん。」
「はい。」
「もう二度と姿を消そうなんて考えないで下さいね?頼久さんがいなくなったら私……死んじゃうかもしれないですよ?」
「神子殿…。」
思わず頼久はあかねを思い切り抱きしめた。
「絶対、いなくなったりしちゃダメですからね?」
「はい、二度と致しません。」
頼久はあかねをしっかりと抱きしめて、あかねもまた頼久の背中に腕を回して広い胸に抱きついた。
どれくらいの間そうしていただろう。
先に体を離したのはあかねの方だった。
「さ、お片づけしましょう。」
「は?」
「このダンボールの山、片付けなくちゃ。」
「あぁ、はい。」
腕まくりしてやる気満々のあかねを見て、頼久はにっこり微笑んだ。
「あと、お昼ご飯、三人分作らないと。天真君には何かおいしいものを作ってあげなきゃ。」
そう言ってあかねはダンボールの中身を次々と元の場所へ戻し始めた。
それを手伝いながら頼久は、あかねにおいしいものを作ってもらえるらしい天真にもう嫉妬している自分に気付いて苦笑するのだった。
管理人のひとりごと
もし、現代にやってきた頼久さんがあかねちゃんを失うとしたらというお話です。
管理人的には頼久さんは静かに身を引くと思います(’’)
あかねちゃんの幸せが第一なので。
でもその後は廃人同然になっちゃうに違いなく…(T T)
そうなる前にいいヤツ、天真君に助けてもらいました(マテ
あかねちゃんが頼久さんの立場だった場合は頼久さんに振り向いてもらうべく、猛烈努力するような気がします、あかねちゃん前向きだから(^^)
別に頼久さんが後ろ向きと言っているわけではありません、あしからず(’’;
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