
あかねは重箱を手にゆっくりと歩いていた。
天気は晴れ。
風はおだやかで、陽射しはぽかぽかと暖かい。
思わず微笑んでしまうような春の陽気の中をあかねはゆっくり歩いていた。
一年前はこの道を焦って走って歩いていたのにと思うとなんだかおかしくなってしまう。
そう、この道は自宅から頼久の家へ向かう道。
京からこちらの世界へ戻ってきて、再会したばかりのあの頃は早く頼久に会いたくてしかたがなかった。
少しでも遅れたらまたいなくなってしまうような、そんな気さえしていたから。
でも、一年たった今は違う。
あの扉の前に立てば満面の笑みで頼久が出迎えてくれることはもう当たり前で…
あかねは青空を見上げたり、暖かな春の風を楽しんだりしながら歩くだけの余裕があった。
手にしているのは重箱に入ったお弁当。
昨日からあかねが母に習いながらたくさん料理を作って詰め込んだものだ。
去年は天真達も共に花見のできる名所で桜を楽しんだが、今年は頼久と二人きりで庭の桜を一日中楽しもうということになった。
理由は、もちろん二人きりでいたいというのもあったけれど、今年は夜桜を楽しみたかったからだ。
人込みは物騒だから夜桜を見に名所へ行くのは両親に止められてしまった。
いくら頼久が一緒でもさすがに何千人という人に囲まれるようなところへ女子高生がのこのこと夜出て行くことをあかねの両親は許さなかった。
でも、頼久の家となるとその事情が激変する。
将来、あかねの気持ちさえ変わらなければきっと妻にと最初からあかねの両親に宣言している上に、実直な性格の頼久はあかねの両親から絶大な信頼を寄せられている。
だから、夜の人込みでの花見はダメでも、頼久の家で二人きりの夜桜見物はかまわないということになった。
あかねにしてみれば綺麗な夜桜を頼久と二人きりでゆっくり見ることができるのだから何も問題はなかったが、この話を天真、蘭、詩紋にしたところ、3人はなんともいえない、あきれたような苦笑を浮かべた。
その様子を思い浮かべてあかねがくすっと笑ったりしているうちに頼久の家に到着していた。
いつものように自然と扉が開いて、その端正な顔に幸せそうな微笑を浮かべた頼久が出迎える。
「ようこそ、中へどうぞ。」
「お邪魔します。」
あかねはいつものように中へ入り、重箱をリビングのテーブルの上に置いてすぐに窓から庭を眺めた。
そこには満開の桜。
まだ夜までは時間があるけれど、風もなくてこのぶんだと夜には綺麗な夜桜を見ることができそうだ。
夜までまだずいぶんと間があるこんな時間にやってきたのは、もちろん頼久となるべく長く一緒にいるためだ。
「今日は風もありませんし、満月ですので綺麗な夜桜を見ることができるかと。」
「そうですね。お天気がよくてよかったぁ。」
「ところで神子殿、この重箱は…。」
「ああ、それはお弁当です。晩御飯をゆっくり食べながらお花見しようかと思って持ってきたんです。お母さんに教えてもらって色々作ったんですけど、急いだからあまり自信はないです。」
そう言って苦笑するあかねに頼久は一瞬驚いた顔を見せてからすぐに微笑を浮かべた。
「お気遣い頂き、有難うございます。楽しみです。」
そういいながら頼久は手際よく緑茶をいれてテーブルに置いた。
リビングのソファに座っても窓からは桜が綺麗に見える。
あかねは頼久と二人、並んでソファに座って湯飲みを手にほっと一息ついた。
「去年はみんなで凄い人込みの中にお花見に行って大変でしたよね、楽しかったけど。」
「花より人が多かったですからね。名所はしかたがありません。ところで…。」
「はい?」
「今年は宜しかったのですか?」
「何がですか?」
「いえ、去年は天真達がいて賑やかでしたので…。」
「頼久さんはみんなと騒いだ方がよかったですか?」
「いえ!私はもちろん神子殿と二人でいられる方が嬉しいですが、神子殿は皆と一緒の方がよかったのではと…。」
「わ、私だって頼久さんと二人の方が嬉しいです!そりゃみんなと一緒だと楽しいだろうなって思うこともありますけど、でもやっぱり頼久さんと二人の方がうれしいです…それに、今年は夜桜だし…。」
「はい?」
「なんでもないです!」
顔を真っ赤にしてそう言って、あかねは庭の桜を見つめた。
だんだんと暮れてゆく夕陽に照らされてあかねの横顔はとても美しい。
頼久はただ静かな夕暮れの中に座っているあかねに見惚れて、穏やかな笑みを浮かべてたたずんだ。
こうして美しい恋人を黙って眺めている時間は何より幸福だ。
「頼久さん?どうかしたんですか?桜、綺麗ですよ?」
どうやら花を見ているわけではないらしい頼久に気づいてあかねは小首を傾げる。
だが、頼久は幸せそうに微笑むばかりだ。
「桜は綺麗ですが、私はもっと美しいものを愛でておりますので。」
「はい?」
ニコニコと微笑む頼久に小首を傾げて見せて考えること数秒。
あかねは頼久が何を言っているのかに気づいて顔を真っ赤にすると急に勢いよく立ち上がった。
「お、お弁当を広げましょう!たくさん作ってきたんです、お茶を飲みながらゆっくり食べられるようなものを。」
「では、私はお茶を用意しましょう。」
「あ、頼久さんはお酒でもいいですよ?」
「はい。」
笑顔で台所へ向かう頼久を見送って、あかねは重箱を縁側に並べた。
今日の自信作は玉子焼きだ。
今までで一番のでき。
次に自信があるのは小松菜のおひたし。
これは頼久が花見酒を飲む時のおつまみに絶対合うはず。
そんなことを考えながらあかねがニコニコと重箱を眺めていると、頼久が緑茶を入れた湯飲みを持って戻ってきた。
「あれ、頼久さんお酒は?」
「それはもう少し後にします。今から飲んだら酔いが回って神子殿を送れなくなってしまいますから。」
「ああ、それは…。」
「?」
「酔っ払っちゃったら送ってもらわなくても…。」
「そうは参りません。夜道を一人歩きなど…。」
「そうじゃなくて、今日はお泊り許可が出てて…。」
「は?」
「夜桜を見るならお酒が入って頼久さんが動けなくなるかもしれないから、そうなったら泊まってきていいって。」
「ご両親がですか?」
こくりとうなずくあかね。
頼久がキョトンとしたこと数秒。
あかねが真っ赤になって視線を外すのと同時に頼久は苦笑しながら溜め息をついた。
「それはさすがに…。」
「ダメ、ですか?」
「ご両親に御信頼頂くのは光栄なのですが、天真辺りに殴られそうです。」
「それはないと思うけど…。」
「まぁ、お送りできる程度に飲みます。」
「あ、それこそ頼久さんが動けなくなったら天真君を召喚してバイクで送ってもらうから、やっぱり飲んじゃってもいいですよ。」
「それも結局、天真に殴られそうです。」
「そうかなぁ。」
「それに、酒よりも花の方が。」
「あ、そっか、そうですよね、せっかくお花見ですもんね。」
頼久の言葉に納得して微笑んで、あかねは湯飲みを手に桜を見上げた。
縁側にペタリと座って湯飲みを持つあかねはとても愛らしい。
夕陽に照らされた満開の桜よりもその姿は頼久の目を奪う。
「あのぉ、頼久さん?」
「はい、なんでしょうか。」
「お花見なんですから、お花、見ましょう、ね?」
さっきからずっと自分のことばかり見られている自覚のあるあかねは顔を真っ赤にしてうつむいた。
「見ておりますよ、さきほどからずっと。」
「嘘ばっかり、さっきから私の方ばかり見てるじゃないですか。」
「はい。」
ニコニコととても機嫌よよさそうにしている頼久にそれ以上何も言えなくて、あかねは真っ赤な顔のまま桜を見上げた。
つまりは頼久にとって愛でるべき花は神子殿ということなのだろうが、それに本人が気づいてしまうと恥ずかしいことこの上ない。
「そ、そうだ、頼久さんお仕事はどうですか?」
「順調です。」
「え、えっと…な、何か困ってることとかありませんか?洗濯物がたまっちゃうとか、外食ばっかりになっちゃうとか。」
「いえ、特には。」
「……。」
「……。」
こういう時、会話が途切れがちになるのは今に始まったことじゃない。
京にいた頃はこの頼久の寡黙さは尋常じゃなかった。
だから慣れているはずなのに、あかねはどうしても顔が赤くなるのを止められない。
「えっと…えっと…。」
「神子殿。」
「は、はい?」
「こちらの料理はもう頂いても宜しいでしょうか?」
「どうぞ!」
急に重箱に意識を向けられて一瞬頭が真っ白になったあかねが勢いよく返事をすると、頼久は流れるような動きで箸を手に取ると玉子焼きを口へ運んだ。
「ど、どうですか?甘すぎません?」
「神子殿はまた料理がお上手になられました。」
「よかったぁ。」
本当においしそうに玉子焼きを食べる頼久を見て、あかねはほっと安堵の溜め息をついた。
自信作ではあったけど、やはり大好きな人の感想は気になるものだ。
「たくさんありますから余ったら明日の朝にでも食べてください。」
「お心遣い、有難うございます。」
明日の朝は神子殿の手料理を食べることができると思うと頼久の顔には一層幸せそうな笑みが浮かぶ。
それが嬉しくて、あかねもにっこり微笑むと自分も玉子焼きを口に入れた。
冬に比べればまだましだけれど、それでも春の陽が落ちるのは早くて、二人で仲良く料理をつまみながら桜を見上げている間に辺りはだんだんと暗くなり始めた。
「うわぁ、綺麗ですねぇ。」
「はい、良いものですね。」
「残念だなぁ、友雅さんがいたら琴とか琵琶とか、永泉さんなら笛とか、二人がいてくれたらこういう時には綺麗な曲を弾いてくれたんだろうなぁ。」
「……申し訳ありません。」
「はい?」
「私にはそのような…。」
「ああああ、違います!そういう意味じゃなくて、私が弾けたらよかったなぁって…あ!」
「?」
「今からでも習ったら少しは弾けるようにならないかなぁ。」
「神子殿ならきっと上手くお弾きになります。」
「もう、頼久さんは贔屓目すぎです。でもやってみようかなぁ。」
あかねはそう言ってまた桜を見上げた。
空はもう暗くなり始めていて、薄明るい空に映える桜は幻想的だ。
そんな桜を見上げるあかねの瞳はキラキラと輝いていて、頼久はそれをまぶしそうに見つめた。
京にいた頃、戦いの中でさえその輝きを失うことのなかった瞳は、今もまた前を向いて輝いている。
京にいた頃のことを語るのも、もう会えぬ仲間のことを語るのも決して後ろ向きに思い起こすからではない。
それが頼久が魅了された、今でもされ続けている神子だ。
頼久が昔も今も変わらぬ魅力の恋人に見惚れているうちに辺りはすっかり暗くなって、ゆるやかではあるが少しだけ風が出てきた。
春とはいえ、さすがに陽が落ちてからの風は少し冷たい。
あかねがふるっと震えて思わず自分の肩を抱くと、頼久はあかねの肩を優しく抱き寄せた。
「よ、頼久さん…。」
「少し寒くなって参りましたから。」
「そ、それはそうなんですけど…。」
こんなふうに肩を抱かれていては恥ずかしくて視線を上げることができない。
すると楽しみにしていた夜桜を見ることができないわけで…
「お嫌ですか?」
「嫌じゃないんですけど…。」
「月が出たら膝掛けでも持ってきますので、しばしこのまま。」
「月が出たら?」
「桜をゆっくり御覧になりたいでしょう?」
あかねが思わずはっと視線を上げると、そこには楽しそうに微笑む頼久の顔が…
結局、また顔を赤くしてうつむくあかねの肩を更に抱き寄せて、頼久はどうやらしばらく放すつもりはないらしい。
自分が恥ずかしくて顔を上げられないでいるということに気づかれていて、そのことがまた恥ずかしくてあかねはすっかりうつむいたままだ。
京にいた頃はありえなかった状況。
こっちの世界へやってきて1年、頼久はけっこう大胆になってきた気がする。
こんなふうに肩を抱き寄せられることは最近ではしばしばで、あかねは嬉しいやら恥ずかしいやらで複雑な心境なのだ。
でも、よく考えてみれば、京には友雅みたいな人もいたわけで、頼久は京ではもう立派過ぎるほど大人の年齢だったわけだし、主と従者という関係が崩れたのだからこれくらいが当たり前なのかもしれない。
そんな当たり前な関係にやっとなれたのかもしれない。
そう思えばやはりあかねは嬉しくて、思わずにっこり微笑んで視線を上げた。
すると、頼久は一瞬驚いたように目を見開いて、それから微笑むあかねにそっと口づけた。
「よよよ、頼久さん!」
「お嫌でしたか?」
「嫌とかじゃなくて、いいいい、いきなりだから…。」
「神子殿があまりにお美しく、愛しく思えてしまい…。」
「そそそそそ…。」
あかねが顔を真っ赤にして慌てているうちに、頼久は苦笑を浮かべてあかねの肩を解放するとすっと立ち上がった。
「頼久さん?」
もしかして怒ったのかな?と少しだけ不安になったあかねがそれこそ本当に不安そうな声で名を呼ぶと、頼久は苦笑を深くして見せた。
「膝掛けをとって参ります。」
それだけ言って頼久はすたすたといなくなってしまった。
残されたあかねは不安でたまらない。
ところが、頼久は言葉の通り2階から膝掛けを持ってすぐに戻ってきた。
「どうぞ。」
頼久が差し伸べた膝掛けを受け取って、あかねはうつむいてしまった。
受け取っただけで膝掛けを広げようともしない。
「神子殿?」
「……別に嫌だったわけじゃ…。」
「は?」
「だから…その……もうちょっとだけ…。」
膝掛けを手にもじもじしているあかねをしばらく見つめて、それから頼久は何かに気付いたように微笑むとまたあかねの肩を抱いた。
「頼久さん怒ってません?」
「は?」
「さっき、その…ちょっと驚いちゃったから……でもその…嫌じゃないですから…。」
そう言ってしゅんとしてしまったあかねに少しだけ驚いて、それから頼久は優しい笑みを浮かべた。
「怒ってはおりませんが…。」
「が?」
『怒ってはおりません』に珍しく続きがある気配に驚いて、あかねがはっと視線を上げた。
こういう時、頼久はたいてい怒ってはいないと言って優しく微笑んでくれるのだ。
ところが今日はどうやら続きがあるらしい。
あかねは少しだけ顔色を青くしながら頼久を見上げた。
「お嫌でないなら、もう一度だけよろしいですか?」
「へ?」
思いもよらない頼久の言葉にあかねがキョトンとしているうちに、頼久はすっとまたあかねに軽く口づけた。
優しくて暖かい唇が離れて、そこでやっと自分が何をされたのかに気づいてあかねが真っ赤になると、頼久はあかねの肩を放して立ち上がった。
頼久の行動が理解できなくてあかねの脳裏にまた不安がよぎる。
「頼久さん…。」
「酒を取ってきます。」
「へ?」
「月が出てきましたので。」
「あ、そっか、はい、どうぞ。」
「神子殿に酒臭い息を吐きかけるような真似はできかねますので。」
「はい?」
「先にさせて頂きました。」
そう言ってにっこり微笑んで、頼久は台所へ消えた。
その後姿を見送って、言われたことの意味をよーく考えて、そしてあかねはまた顔を真っ赤にしてうつむいた。
このままだといつもより大胆な頼久のおかげで心臓がもちそうにない。
「神子殿?綺麗な夜桜ですが。」
「あ、は、はい。」
酒を手にして戻ってきた頼久に促されて、あかねはやっと視線を上げた。
頼久はというと杯を片手に穏やかな面持ちで桜を見上げている。
隣に座る恋人が桜を見上げる姿はとても綺麗で、あかねは思わずその姿に見惚れた。
「神子殿?」
「あ、えっと、よ、頼久さんも綺麗だなと思って…。」
驚いたように目を見開いた頼久はすぐにその顔に優しい笑みを浮かべた。
さっきから落ち着きのないあかねとは反対にとても幸せそうに落ち着いている。
「私などより神子殿の方がよほどお美しいです。お美しいのでつい、先ほどは不埒な真似を致しました、お許しを。」
「ふ、不埒ってことは……だから、嫌じゃないですってば…。」
「酒が入りましたから、もう致しませんからご安心下さい。」
「だ、だから!心配してたわけじゃないですってば!ちょっとドキドキしちゃうだけで…別にお酒飲んでるからって嫌ってことも…。」
「ないのですか?」
と、低い声で問われれば、妙に頼久が色っぽく見えて、あかねは顔を赤くして言葉に詰まってしまった。
ここで嫌じゃないですと言ってしまうと、なんだかとんでもないことになるような気がして…
「申し訳ありません、今日は神子殿をうつむかせてばかりですね。」
「そ、それは私がいけないんで…。」
「せっかくの綺麗な夜桜です、お楽しみ下さい。」
「あ、そ、そうですよね。せっかくですもんね。」
頼久に言われて桜の存在を思い出したあかねは慌てて視線を桜へとむけた。
満月が昇りかけていて、淡く光るように見える桜はとても綺麗だ。
風が少し冷たいと感じた瞬間、頼久に膝掛けをかけられてそのまま肩を抱かれて、寒さなんか気にならなくなった。
綺麗な桜は見れば見るほど心が和んで、あかねの顔に自然と笑みが浮かぶ。
その様子を見て、頼久も密かに安堵のため気をつくと、肩を抱く手に力を込めてあかねと二人笑みを交わした。
「想像してたより凄く綺麗です。もうすぐ終わっちゃうなんて残念。」
「また来年がありますから。」
すぐにそんな答えが返ってくることが嬉しくて、あかねはにっこり微笑んだ。
「そうですね、また来年も。」
「はい。」
縁側に二人並んで座って、頼久とあかねは笑みを交わす。
今は色々なことにドキドキしたりまごついたりもしているけれど、きっと時を重ねていけばそういうこともただ暖かい幸せなことになっていくに違いない。
そうなれるだろう時を二人で過ごせることが嬉しくて。
今はただ、じっと美しい夜桜を見つめる二人だった。
管理人のひとりごと
こんな時期になんですが(’’;お花見です!
こっちへきてから二回目のお花見は二人っきりです♪
頼久さんは息が酒臭くなるのをとっても気にしていますが、管理人は普通に酒臭い息を吐きながら原稿を書きます(’’)(コラ
たまにはひたすらラブラブな二人を!と思って書きましたが…どっちにしろいつもラブラブ、そんな気がしないこともありません(’’)
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