
頼久は天真とあかねを眺めながら苦笑していた。
いつものように何気にあかねに連れてこられた天真はテーブルの上に並んでいるお菓子とジュースを楽しみながらテレビなんか見ている。
だが、頼久はこれからこの真の友がどんなめにあうか知っているのだ。
先日、どうしても天真をここに連れてきて聞き出すのだとあかねが息巻いているのを見ていたから…
「天真君!」
「あん?」
ボーっとテレビを見ていた天真は勢いよく名前を呼ばれて振り向いた。
そこには何やら気合の入った表情のあかねが…
「クリスマスは誰と一緒だったの?」
「ん?誰って…。」
「急にここでのパーティキャンセルしたでしょう?蘭と詩紋君は友達にどうしてもパーティにきてほしいって頼み込まれたって言ってたの。天真君はそういう友達いないよね?」
「…まぁ、いないな…。」
「ってことは、彼女できたんでしょ!」
「……。」
天真の顔がひきつった。
逆にあかねの顔は好奇心でキラキラしている。
「いや…。」
「だってクリスマスだよっ!真の友の頼久さんとのパーティをキャンセルしてまで入れる予定ってもう彼女とデートしかない!」
「……。」
一人で盛り上がってるあかねにおののいて、天真は思わず頼久の方を見た。
もうこの場から自分を救ってくれるのはもはや頼久だけと思ったのだが…
頼久は苦笑を浮かべて首を横に振った。
打つ手なしということらしい…
「どんな人?年上?下?」
「いや、あのなぁ…。」
「照れることないよ!天真君だって私の彼氏を知ってるわけだし!」
そりゃそうだろうと天真は心の中でつぶやいて深く溜め息をついてからあかねの額を小突いた。
「そんな簡単に彼女なんかできっかよ。クリスマスはあれだ、急にバイトが入った。」
「えぇー。」
「えぇーじゃねぇよ、こっちは働いてたんだ。」
「天真君にも彼女ができたんなら彼女と4人で遊んだりとかできると思ったのに…。」
「お前なぁ…。」
天真は深い溜め息をついて上目遣いに頼久をにらみつけた。
お前に気を使ったおかげでこの有様だと言いたかったのだが、頼久はというと御愁傷様といわんばかりに苦笑しているだけだ。
天真はもう一度深い溜め息をついてから、しばらくの間、あかねのどうやったら彼女ができるのか?という講義を聞かされるのだった。
管理人のひとりごと
なんか天真君、真の友に見放されてますが(爆)
頼久さんはあかねちゃん第一なのでまぁ、天真君とあかねちゃんなら即座にあかねちゃんをとります(笑)
管理人は天真君はいいヤツなので、女の子にはモテモテだと思うんですけどね。
まぁ、あかねちゃんのことを引きずってる間は彼女できないだろうなぁ(’’)
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