
あかねは朝からおしゃれに必死だ。
というのも、天真達とみんなで天体観測お泊り会の準備のため、頼久と二人で買出しに行くことになっているからだ。
朝からとんでもなく気温が上がって真夏日になってしまったので、何を着ていくかが大問題になっていた。
薄着をしたいのは山々だけれど、あまり薄着じゃ恥ずかしい。
でもおしゃれはしたいし、薄着すぎないおしゃれな服というのはあまりかわいくなくて…
朝から鏡の前で1時間近く悩み続けたあかねは、結局暑さに負けて可愛らしいキャミソールに目の粗いレース編みのカーディガンを羽織ることにした。
カーディガンは白くてかわいらしいが、編み目が粗いから風通しがいい。
キャミソールだけじゃ恥ずかしいからというあかねの苦肉の策だ。
下は膝上までのフレアスカート。
色は薄いブルーでまとめて、これでよし。
と、あかねが気合を入れたその時、ドアチャイムが鳴った。
間違いなく頼久だと確信してあかねはハンドバックを手に玄関を飛び出した。
そして、後ろ手にドアを閉めながら目を大きく見開いて凍りつく。
目の前にいる頼久の出で立ちがあかねの予想外の姿だったからだ。
「頼久さん…。」
「神子殿…。」
二人は同時にそうつぶやいて、お互いに驚きを二倍にする。
「えっと…頼久さん、そのサングラスはいったい……。」
いつものようにラフな出で立ちの頼久は、なんとサングラスをかけていた。
Tシャツにジーンズでサングラスをかけていて、後ろで一本に束ねられた長い髪。
まるでバンドでもやってそうな、しかもやたらといい男。
「これは、メガネを禁じられたと天真に話したところ、これにしておけと渡されまして…。」
「…………天真君、また余計なことを……とにかくそれ、外して下さい…それも余計かっこよくなって目立ってます…。」
「はぁ……その…神子殿も今日は…その……とてもまぶしいと申しましょうか……。」
「はい?」
サングラスを外した頼久はうっすらと頬を赤らめているようで、目のやり場に困っているのがよくわかる。
「もう一枚、上に何か羽織って頂きませんと、その…周囲の目が気になるのですが……。」
そういわれてもこの上、もう一枚羽織るなど暑くてたまらない。
あかねは深い溜め息をついて苦笑した。
「わかりました。じゃぁ、上に羽織るもの、もうちょっと考えますから頼久さんもサングラスは外して歩いてくださいね。」
「承知しました。」
安堵の溜め息をつく頼久を置いて、あかねは急いで自分の部屋へ駆け戻る。
頼久が安心するならそれでかまわないが、では何に着替えればいいのか。
あかねは頼久を玄関で待たせたまま、再び鏡の前で悩み始めるのだった。
管理人のひとりごと
はい、メガネ萌え第二段です(マテ
今回はサングラス。
頼久さんは身長もありますし、体もしっかりしてますからちょっと恐い感じに見えるんじゃ?と思いつつ…
逆にあかねちゃんのおしゃれに頼久さんが戸惑ってますね。
管理人的にはキャミソールは下着だと思うのです(’’)
おそらく頼久さんもその感覚ではないかと思うのですが、いかがでしょう?
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