その夜の
 あかね、天真、蘭の3人はいつものように学校の屋上で3人そろってお弁当を広げていた。

 天真は購買で買ったパンで蘭は購買で買ったおにぎりを手にしている。

 そして残る一人、あかねはというとこちらは豪華な手作り弁当だった。

「いただきます。」

 お行儀よく手を合わせてそう言ってから蓋を開けたあかねのお弁当を天真と蘭は覗き込んで目を丸くした。

「うわぁ、すっごーい、あかねちゃん気合入ってるね。」

「お前、それ…。」

「うん、試作品だからね。」

「やっぱな…。」

「何、やっぱりってどういうこと?お兄ちゃん。」

「頼久のところに弁当持ってく前の試作だろ。」

「うん。」

 天真の言葉ににっこりうなずくあかね。

 なるほどというように蘭はうなずいて見せてからニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

「そういえばさ、この前の週末、頼久さんちで夜桜見物したんだよね?庭の木で。」

「うん、凄く綺麗だったの。」

「二人っきりで夜桜見たんだよね?」

「そうだけど?」

 ここで蘭と天真は顔を見合わせてニヤリと不敵な笑みを交わした。

「ふふん、で、どこまでいらっしゃいましたかね?お嬢さん。」

「どこまでって頼久さんちだってば。」

『……』

 森村兄妹はこりゃだめだと言うように大げさに溜め息をついて見せた。

「そうじゃなくてね、あかねちゃん、頼久さんとどれくらい進展がありましたか?って意味。」

「進展?別に進むようなことは何もしてないけど。」

「…蘭、やめとけ、あの頼久が夜桜見て気分よくなったくらいで押し倒したりはないだろ。」

「お、押し倒すって!」

「お酒入ったらあるかもしれないじゃん。」

「あの酒がザルな男がか?」

「花見酒だからねぇ、わからないよ、お兄ちゃん。」

「ないから!お酒飲んでもないから!だいたい、お酒飲んだら息がお酒臭くなってキスもできないからってお酒飲む前にするくらいだから!」

「酒飲む前に事前にしとくわけか、頼久らしいってかなんというか…。」

「まぁ、やることはやってて安心したわ、私は。」

「二人ともっ!」

 どうやらあかね達に倦怠期は存在しないらしいと確認できたので、顔を真っ赤にして照れながら怒るあかねを天真と蘭は楽しそうに見守っていた。





管理人のひとりごと

そりゃね、友達なら気になるってもんでしょ(’’)
あの頼久さんが不埒な真似をするわけがないんですが(マテ
気になるというよりはこの二人はまぁからかい半分ですな(w
管理人がからかいたいのでその代理人でもあります(コラ






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