今度こそっ!とサザキは気合も十分だった。
ずいぶんと前から計画も練った。
千尋の予定も押さえてある。
仲間達の邪魔が入らないように綿密な計画を立てたのだ。
今日こそは絶対に大丈夫、言える!
そう確信してサザキは今、千尋と共に港を歩いている。
とある港のある村に船をとめて千尋を散歩に誘ったのだ。
この港はけっこう大きくて賑わっている。
海産物の取引もあるから、その客目当てに他のものも色々と流通していた。
だから、千尋に何か好きなものを買ってやって、いい雰囲気にしてから本題を切り出そうと思っていたのだ。
「な、なぁ、姫さん、ほしいものがあったら買ってやるから、なんでも言ってくれよ。」
「有難う。でも、私別に今ほしいものはないから、大丈夫。船にはなんでもそろってるし。」
「いや、その、女ってのは宝石とかほしいんじゃねーのか?」
「サザキはそういうものつけた私の方が好き?」
「なっ……ひ、姫さんはそのまんまですげー美人だからな!オレの宝だからな!」
「うん、そう言ってくれるから別にいらないかなって。」
あっさり言われてしまってサザキは赤い顔で千尋の後をただついてまわることになってしまった。
完全に計画が狂っているのだが、そんなことでめげてはいられない。
「ひ、姫さん!」
「なぁに?」
人がまばらになってきたところで急に呼び止められて千尋は小首を傾げながら振り返った。
すると…
「あ、あのだな…。」
「ああああああ!風早っ!」
「あん?」
サザキが振り返るとなんとそこには中つ国にいるはずの風早の姿が…
「千尋?奇遇ですね、先生のお使いも引き受けてみるものです。」
そんなことを言って近づいてくる風早にもう千尋は夢中で…
サザキは深い溜め息をついてから口を開いた。
「久しぶりだな、うちの船でゆっくりしてかねーか?」
風早が千尋とゆっくりできるチャンスを逃すはずもなく…
こうしてサザキの挑戦はまた失敗に終わるのだった。
管理人のひとりごと
絶対風早父さんわかってて麒麟になって飛んできたでしょ!(爆)
ってなオチです(w
書いててサザキがちょっとかわいそうになってきました(’’)
プロポーズ大作戦成功の巻はちゃんと短編で書いてあげるね(っдT)
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